M＆Aとは
M&A（エムアンドエー）とは『Mergers（合併）and Acquisitions（買収）』の略を指します。
日本語で云うと、企業の合併買収のことです。
2つ以上の会社が合併し一つになったり、後継者の居ない会社を他の会社を買収したりすることです。
M＆Aのメリットとデメリット
M&Aを行うことで、譲渡企業だけでなく譲受企業に関わる各関係者にも大きなメリットをもたらしすこととなります。
「後継者問題が居ない」「事業の拡大」「経営基盤の強化」など企業の抱えている課題解決を実現する為にもM&Aは有効な手段と言えます。
売り手企業のメリット
- 事業承継問題(後継者不在等)の解決で会社を存続できる
- 譲受企業の経営資源により企業が安定・発展する
- 従業員の雇用が継続確保される
- 株式譲渡益が得られ、個人保証が解除される
買い手企業のメリット
- 譲渡企業の持っている技術をはじめとする経営資源により短時間かつ低リスクで新規事業を開始できる
- 効率良く既存事業を強化し拡大することが可能
- レベルの高い人材やノウハウを獲得できる
売り手企業のデメリット
- 経営に関する権限の多くが譲受企業に移る
- 取引先や消費者からの信用や支持が低下する
- 長く働いてきた従業員のモチベーションが低下し、離職してしまう従業員が出てしまう
買い手企業のデメリット
- 想定していた相乗効果が得られない
- 譲受前の調査で見蹴ることのできなかった簿外債務などの重大なリスクが潜んでいる可能性がある
- 譲受企業の文化や組織の統合に時間とコストを要する、従業員が離職してしまう
M&Aは、単に企業を譲渡したり合併するだけでなく、企業の成長戦略として有効なツールであると言えます。
また、後継者不在に悩む多くの中小企業の経営者にとって事業承継の有力な手段にもなります。
M&Aを検討してみてはいかがでしょうか？